
この疲れ顔。ひどいね。
というのも、午前4時の姿なのです。
しかもこの時間に私の後ろにたくさんの人達がいるなんて、普段のモロカイ島ではありえない話。
実はこれ『Relay For Life リレー フォー ライフ』という
がんの研究やがん患者を支えるアメリカの団体が主催した夜通しのイベントなのです。
何をするかというと、8〜15人のチームを作り、夕方6時から朝6時までひたすら歩く!

パープルのTシャツを着たのは、がんを克服した方達。
背中に英語で『サバイバー』と大きく書かれたTシャツは言葉の重みを感じます。

スタート直後の午後6時過ぎ。
まだまだ皆元気!
チームごとのお揃いのTシャツが目立ちます。
高く掲げたプラカードは、がんで亡くなったご家族の写真だったり、
今現在がんと闘っている人を応援するためのものだったり。

宵のうちになっても勢いは衰えず。
普段は圧倒的にビーチサンダル派が多いモロカイ島ですが、
気合いを入れたスニーカー姿が目立ち、足下だけ見るとモロカイ島じゃないみたい(笑)。

そしてお月様が姿を表しても、ひたすら歩きます。
といっても全員が夜通し歩く訳ではなく、
最低でもチームの誰か一人が歩いている状態をつくらなければならないのがルール。
なので『リレー』なのです。

ベビーカーを押す人、子供をおぶってる人も目立ちます。
チームにエントリーしなくてもエクササイズとして楽しんでいる人も多いよう。
しかし、何時になってもスタート当初とほとんど変わらない人の多さには驚き。

そんな皆を支えるのが生ライブやアトラクション。
シェイブアイスやホットドックなども売られ、その全ての売り上げは寄付されました。
チームの皆さんも「あなたのために歩きますので」と事前に寄付金を集めたのだそう。

約半分を経過した午後11時頃。
トラック沿いにペイントされた紙袋が並びます。
これも寄付の一つ。
ひとつ5ドルで購入し、各自ペイントしたそう。
それは亡くなった家族に向けて、がんで闘う知り合いを応援するため、
またはがんを克服した人を讃えてなど。

袋の中のキャンドルが灯されると歓声が。
灯籠流しを連想させます。
このイベント、何故夕方6時〜早朝6時まで歩くのかというと、
がん患者の治療過程をなぞったのだそう。
午後6時はこれから日の入りを迎え、段々と暗く寒くなっていく時。
これはがんを宣告された患者の心境に例えて。
午前1〜2時。
患者の治療が始まってから疲れは頂点に。
そして治療を続けることさえもキツく、諦めたい気持ちに駆られる。
これは6時から歩き始めたリレー走者も同じことを感じる時間。
午前4〜5時。
治療の最終段階。
そこでは再び疲れが訪れるけど、その辛さももうすぐ終わると確信が持てる時。
そして午前6時。
治療終了。
日の出のように人生の光も見え、一日が、人生がこれからも続く・・という流れなのです。
このリレー体験を通して、がん患者の気持ちのほんの欠片でも
(勿論こんな程度で済まないのは当然でしょうが、出来る限りのという意味で)
理解しようという趣旨。

最後は参加者全員で手をつないで輪を作り、お互いを讃えます。
全部で300人以上が参加し、25,000ドル以上の寄付金を得られたのだとか。凄い!
しか〜し!!
何故かイベントは午前5時で終了。
『これじゃ、夜明け(つまり希望)は見えないんじゃ〜?!』と思ったのは
私だけではないようだけど、理由は不明。
みんな疲れちゃったのかな?!(笑)
ま〜、家への帰り道の中、それぞれが希望の光を感じようということで・・・(笑)。
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