航海術のためのヘイアウ

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皆さんは、オアフ島西部のワイアナエ地方に足を伸ばしたことはありますか? ワイアナエへは、ホノルルから車で約1時間。はっきり言って田舎であり、ハワイアンをはじめポリネシア系の住民のきわめて多い地域です。小錦の住むナナクリも、ワイアナエの一部。ハワイアンミュージックの大御所、マカハサンズの出身地マカハも、ワイアナエなんですね~。


なにせ地元の人々以外、観光客は滅多に足を踏み入れないエリアですから、私のような外国人は目だってしまって行きづらいというか…。正直、行くのが少しはばかられる、辺境のエリアなのです。


そんなこんなで、ワイアナエのポカイベイと呼ばれる海辺のエリアには、訪れたかったけれどなかなか行く機会がありませんでした。ポカイベイは、11世紀前後にタヒチ(もしくはマルケサス)からやってきた大酋長ポカイが上陸した地点とされ、ポカイの植えたヤシの木の林が広がる風光明媚な土地として有名。そのヤシの林の美しさは、古い歌にも詠われるほどです(今は林…といえるほどのヤシの木はすでになく、数本が残るのみなのが残念ですが…)。


とはいえ私が常々ポカイベイに行ってみたかったのは、ヤシの木を見たかったわけではなく。ここには大きなヘイアウ、クイリオロア・ヘイアウがあるからなのでした。…先日、仕事でやっとポカイベイを訪れる機会があったので、今回はこのヘイアウについて、軽くご紹介しましょう!


古代の神殿であるヘイアウといっても、戦いの神のためのヘイアウや平和と豊穣の神のためのヘイアウなど、様々なタイプがあります。またヘイアウは祈祷の場所というだけでなく、カフナ(祈祷師、神官、ある分野の専門家)の本拠地というような意味合いも持ち、たとえばある時は医術のカフナが人々を癒す病院のような場所だったり、医術を教える学校のような役割をも果たしていたようです。


そしてこのクイリオロア・ヘイアウは、ハワイをはじめポリネシア各地で崇拝される神、クーを祀るヘイアウであると同時に、航海術のエキスパートであるカフナが支配するヘイアウでもありました。昔カフナはこのヘイアウに若い王族を集め、大海原を渡るのに必要な様々な知識、つまり潮流や波、風、星、雲の読み方を教えたのだそう。ホクレア号の航海で日本にもお馴染みだと思いますが、古来ハワイアンは、航海のエキスパートでした。大昔、なんの科学的な手段も持たずに星の位置や潮流の方向などを解釈しながら、広い海を自在に行き来したわけです。

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クイリオロア・ヘイアウは岬の先端に位置し、三方を海に囲まれて建っているので、海の様子を勉強するにはまさに最適だったはず。実際、海に突出するようにして建つヘイアウの先に立っていると、まるでカヌーの先端に立っているかのような錯覚に陥るほどなんです! しかも付近には建物もあまりなく、夜の闇も深いでしょうから、海だけではなく星を学ぶのにも最適の場所だったことでしょう。


さて、この日ヘイアウについてレクチャーしてくれたのは、ワイアナエ出身のクムフラ(フラの教師)でした。そのクムフラが、ヘイアウについてもう一つ面白い史実を紹介してくれました。なんでもクイリオロア・ヘイアウは航海術を教える場だっただけではなく、ワイアナエ地方の見張り台のような役割も担っていたのだそう。なにせ素晴らしく見晴らしがいいので、もしもよそから見知らぬカヌーがやってくれば、一目瞭然だったわけですね。もしくは、魚の大群が近づいてくるのも即、察知できます。この見張り台から太鼓を叩いてもほら貝を吹いても、きっとワイアナエ中に響きわたったはず、とクムフラ。いずれにしろこのヘイアウは、ワイアナエの要所だったことは間違いないようですネ。


昔このヘイアウでカフナが大勢の弟子を引き連れ、海の流れや雲の動きを教えた…。もしくはここに大太鼓があって、不審なカヌー軍団が近づいてくると「すわ一大事!」とばかりに太鼓を打ち鳴らしたのかも? …海風に吹かれながら、ヘイアウの端で、いろいろな場面を想像してしまった私。クイリオロア・ヘイアウは、古代のロマン?を感じるな~んだか不思議な場所でした。それもまたヘイアウに漂うマナ(霊力)のなせるわざなのかもしれませんネ。


クイリオロア・ヘイアウはポカイベイ・ビーチパークの海側の端に建っており、週末にはピクニック客なども訪れるのですが、なにせ一言で言ってポカイベイは「辺境の地」。人気のない夕暮れなどに訪れるのはオススメできないので、そのあたり、どうぞご注意くださいね。

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ロコのお友達にサンセットを見にyokohama bayに行ったときに、西海岸(?)沿いをドライブしました。

初めて見る西海岸の景色に、驚きました。
ナナクリにチョット入る頃から(ナナクリから先の景色)、回り全体がチャコール色で、西部劇に出てくる街の中にタイムスリップしたんじゃないかと思ったほどです。

ナナクリに、有名な石があるんですってね~。
泣くんだったかな?

この旅を終えてから、ヘイアウがあったことを知ったので…。知っていたら、この時に連れていってもらったんだけどな~と、残念に思ってました。

JUN:

ホイホイさん、こんにちは~。
ヨコハマベイは素敵でしたか?
私は行ったことがないんですよ。横浜出身なのに(関係ないか)。
ワイアナエコースト、まるで他島に出かけたかのように田舎~なひなびた感じがいいですよね。
ナナクリの有名な石って、どこでしょう! 泣く石? 
今度リサーチしてみたいです。
まだまだ知らないことがいっぱい…。

COZY:

JUNさん、アロハ!
私はハワイに行った時には必ずヨコハマベイの方までドライブします。
雨の少ない地域ですからワイキキ周辺とはまったく違う景色(はげ山ですね)が楽しめるし、
海の色が深~い群青色でカイルアとかハナウマのようなエメラルドグリーンとは違った
美しさがあります。
次に行った時はこのヘイアウもお供えを持って寄って見たいと思います。
しかし、この地区はビーチピープルも多く、ハワイが抱えてる問題の一端が垣間見えますね。
観光ハワイでは決して表立って語られることがない大きな問題のひとつだと思います。
そんな子供たちを一人でも多く学校に通わせようと活動されてるナナクリ出身のKONISHIKIさんには
頭が下がります。
しかし、KONISHIKIさんのお屋敷はでかかった!

JUN:

コージーさん、ALOHA!
けっこう皆さんは、ワイアナエの奥深く足を踏み込んでいるのですねえ。
コージーさんがおっしゃるように、このエリアはホームレスも多い、問題ありのエリアですね。
ビーチのキャンプから学校に通う子もいて…。
小錦は本当に、頭が下がる思いがします。
ああいう人はハワイから勲章?をもらうべきですよね!
胃を縮小する手術を受けたそうですが、長生きしてくれることを祈ります。

フフワヒネ:

御無沙汰してます!
って、JUNさん帰国中??
早めに知っていたら・・是非お会いしたかった!!無念!

「ヘイアウの先端に立つと、カヌーの先端に立ってるよう・・」
JUNさんまさか、一人タイタニックしませんでしたよね(笑)

私はMAKANA行きのバスで、夕日を見に行くのが好きです。
次回は機会があったら是非、このヘイアウを訪れてみたいと思います!

JUN:

フフワヒネさん、こんにちは~。
あの、実は本文の中でも「皆さんはタイタニックのあのシーンを覚えていますか?」と書きそうになったのです…。
実際、あの感覚に近いものがあるかも?
日本は1週間でしたが、充実した楽しい日々でした。
フフワヒネさんとは、ハワイでお会いしましょう!
いらっしゃる時はご連絡くださいネ。あ、連絡先も、ですよ~。

COZY:

Junさん、アロハ!
思い出したのですがレイなどに使うプカシェルはこのワイアナエ地区で
採れるものが本物って聞いたことがあるのですがどうなのかご存知ですか?
私は初めて聞いたのでえ??そうなの??って思って聞いてました。

JUN:

コージーさん、ALOHA!
プカシェルはワイアナエでも採れるでしょうが、ココのが本物、ということでもないでしょうね?
というのはプカシェルは巻貝のトップ部分が残ったものなので、世界中にあると思うんですよ。その総称がプカシェル。
ワイアナエは確かにシェルビーチですが…(でも一人で行かないでください!)。

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ハワイ在住15年目。ネイティブ・ハワイアンの夫と小学生の息子&娘の4人家族。何よりもハワイアンカルチャー、ハワイの不思議世界が好き。

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