ワシントンDCでのカメハメハ論争

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ごめんなさ~い! すっかりブログ更新が留まってしまいました。イエ、病気だったわけではないのです…。日々のあれこれを何とかやり終えている間に、気がついたらはや2週間。恥ずかしい限りです(ペコリ)!


その間、ユニークなハワイ絡みのニュースがワシントンDCからもたらされたので、今日はその朗報をご紹介しましょうね。


自著「ミステリアスハワイ」の、ダミアン神父の項でも触れたのですが…(と、何気なく宣伝です)。ワシントンDCにはアメリカ各州からの銅像を集めた、スタチュアリーホールというのが存在します。


各州2つづつ、州を代表する人物の銅像を納めることになっており、ハワイからも、ダミアン神父(モロカイ島でハンセン氏病患者のために尽くしたカソリック神父。自らもハンセン氏病で死亡しています)、そしてハワイ諸島を統一した、カメハメハ大王の像が送られています。ちなみにこのカメハメハ像は、ホノルルのダウンタウンにある銅像と全く同じデザイン。


ワシントンDCを訪れる観光客の間でも、合計100体もの銅像が並んだこのスタチュアリーホールは人気の施設なのですが…。ハワイ州選出の下院議員、ニール・アーバークロンビー氏は2003年以降、「カメハメハ大王像を、ホールのうす暗い後ろの列から、もっと目立つ場所に移してほしい」とリクエストしていたのだそうです。


え? ずいぶんお国贔屓なリクエスト…ですって? イエイエ、これにはまっとうな理由があるのです。というのは…2003年のある日、スタチュアリーホールの某ツアーガイドがカメハメハ大王の銅像を前に、以下のような失礼な発言をしていたことが判明!


「カメハメハ大王像がこんな端っこに置かれているのはね~。銅像がきちっとした服装をしてないからなんです。それで議会が慌てて、隅に置くことにしたんですよ~」


こんな無礼な説明をしている様子がビデオに撮られ、それにアーバークロンビー氏の目に触れ…上記のような抗議につながったというわけです。というのもカメハメハ大王像は、ほら、裸体にプラスして、ハワイ語でマロと呼ばれるフンドシを付けていますよね? それをこのガイドが、冗談の種にしたというわけで。単に笑いをとりたいという、受け狙いの冗談だったとしても、ちょっとヒドイですよね~。


そこでアーバークロンビー氏は、「大王像が失礼な扱いを受けないよう、もっとよい場所に移してほしい。そしてガイドにもきちんと正しい情報を提供してほしい」と要請したわけで。


その際ホール側からは、「カメハメハ大王像は6トン(!)もあり、スタチュアリーホール指折りの重量を持つ。だからその重量を支える強度のある位置に置かれたのだ」との説明があったとか。ですが今年、新施設エマンシペイションホールが完成するにあたり、くだんのカメハメハ大王像はほかの23の銅像とともに、素晴らしい新施設に引っ越すことになったのだそうです。


こう書くとなんだか笑い話のようですが…ハワイの人々にとっては、とても嬉しいニュースでした。私も、アメリカの首都でカメハメハ大王像が笑い者にされていたなんて…と、初めはちょっとショックで! 今回、めでたく1等地に鎮座することが決まって、ホッとしております。ハワイ好きの皆さんなら、私の気持ち…わかってくださいますよね?


(上の写真は、先日のアロハフェスティバルのオープニングにお目見えした、今年度ロイヤルファミリーです)

コメント (6)

tiki:

JUNさんAloha!

ま~なんて失礼な!!
昔アメリカ本土から人がやってきて、いわゆる半裸である
ハワイアンを「破廉恥、野蛮」といういうレッテルを
貼り無理やり服を着せたり文化を奪ったときの発言と
変わらない気がします。(涙)

でも、神様ってやっぱり「似合うもの」を授けてくださる
んだな~って思います。
私たち黄色人種や白人などの肌色の人がマロなど露出の
多いいでだちになるとちょっと生々しさがありますが、
(もちろん暑さもあると思いますが)美しい濃い小麦色
の肌のポリネシアンとマロやパレオ、リーフスカートなど
はとても相性が良いですものね。
その証拠にヨーロッパのセレブだって水着が美しく見える
ように日焼けをして水着を着るのだそうですもの。

JUN:

ティキさん、こんにちは~。
一緒に憤ってくださって、有難うございます!
政府の施設の案内役ともあろう人が、一州の偉人像を前にあんまり…な発言ですよね。
下院議員さんが抗議してくれて嬉しかったです!
彼は他州出身の白人ですが、ハワイの心を持った人ですね。
たくましいフラダンサーのマロ姿とか、素敵ですよね。
私とってお相撲さんは生々しい存在なのですが。
パレオを巻きつけた美女もしかり!
ティキさんのお言葉、ハワイアン夫にもしかと伝えておきますね~。

JunさんAloha!コメントは滅多に残さないけど、毎回楽しく拝見しているお隣のブログのBIG-JINです。ワシントンDCのカメハメハ像はいつか見たいと思っております(残り3体は全部見たので)。それにしてもそのツアーガイドはひどいですね。ハワイのツアーガイドとして改めてハワイの事を正しく日本の皆様に伝える事の大切さを感じました。ではでは、あまり気張らずにハワイ風にのんびり更新していきましょう(と自分にも言い聞かせています)。

JUN:

なんと! お隣のビッグジンさんからエールを送っていただけるなんて!
感謝感激です。
こちらこそ、いつもヒロからのニュース、拝見しています。
今日はペレ様のご機嫌、いかがでしょうか?
DCのガイドさんですが、きっと叱られたのではないでしょーか。ガツーンと! 
公式ガイドとしての自覚がなさすぎますよね~。
ただその方のジョークが、米本土の人々のハワイのイメージを象徴しているのかも…と思うと、寂しくなりますが…。
これからもお互い、肩の力を抜いてブログを楽しんでいきましょうね。
私は明日から、カイルア・コナ出張です。

COZY:

JUNさん、アロハ!
そんなことがあったんですね。この記事を見てふと思い出したのが
TVでアフリカの家族を日本に招いて日本を紹介するような番組をやっていますが
その時、アフリカでは服を着ずに自由に振舞ってる彼らに服を着せて日本に
招きますがなんとも窮屈そうに感じるんですよね。
服装ってその土地、民族、気候と密接な関係が有るじゃないですか、
それを自分たちの基準で半裸だから野蛮だなどと論じるのはその時点で
文化人とは言えないレベルなんじゃないかと思います。
カメハメハ大王の像も一等地へお引越し、当然だし、うれしいですね。

JUN:

コージーさん、ALOHA!
アフリカの家族を日本に招く番組?
そんなのがあるのですかあ。
アフリカの方々をおちょくるような内容でなければいいのですが…。
コージーさんのおっしゃる通り、服装は各民族の気候、文化が表れるものですよね。
だからこそ、それぞれ特徴があって美しいのでは?
それを自分の物差しで測ってからかったり、批評したり…。
「文化人とはいえないレベル」とのお言葉、120%賛同します!

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ハワイ在住15年目。ネイティブ・ハワイアンの夫と小学生の息子&娘の4人家族。何よりもハワイアンカルチャー、ハワイの不思議世界が好き。

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